ルームランナーがキューピッドになった話

結婚前、一番衝撃的な出会いをしたのがスポーツクラブでした。当時私は周囲の人間のホットヨガ熱に巻き込まれ、友人とヨガの教室を見学&体験に行っていたのでした。そして友人が気に入ったクラスを見つけましたが、私はどうにもヨガが馴染まないと考えて、会員にはなるけれど筋トレや有酸素運動のクラスをとろうかなあと考えていたのです。

そこで生まれて初めてルームランナーをしてみることにしたのです。担当してくれた男性スタッフは他にも色々とお世話をしていたので、使い方を教えてしばらくみていたら、後は離れていきました。快適、本当に部屋の中でランニングが出来るんだ~!と嬉しくて、ついつい速度を上げてしまった私。

隣で同じものを使っていた若い男性が、そのスピードでは後でクラクラするかもしれませんよ、と、見るに見かねてかアドバイスをくれたのです。長年運動をしているような引き締まった体型の方で、ドキッとしてアドバイスを受け入れ、しばらく少しずつお喋りをしました。そして、もういいかな、と思って機械を止め、降りた途端にぐら~っと視界が回ったのです。

どうやら私は三半規管が弱い人間だったようで、所謂「船酔い」状態になってしまったのです。原因など知らない私はパニックを起こし、吐き気を堪えるのに必死でしたが、その男性は自分の機械を止めて私をベンチまで連れて行ってくれ、冷たいお水を持ってきてくれたのです。それがきっかけで、その後元気になってから、会うたびにお話をするようになって食事へ、という話になりました。

彼の都合でお別れが来ましたが、出会いってどこでもあるんだなあ~!と思った経験です。

とはいえ、普通は、気軽に声ってかけにくいものですよね。やりもくだから気軽話しかけることが出来てるという可能性も少しは頭の片隅に入れておいた方がいいでしょうね。